音色/音色モディファイの設定をする
曲の雰囲気などに合わせて、楽器の音色を設定できます。
PX-S6000/PX-S7000では、一度に複数の項目を設定できます。
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1.音色/音色モディファイボタンをタップする
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2.以下の各項目を設定する
- ①
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レイヤー ON/OFFボタン
2種類の異なる音色を重ねて演奏する機能のON/OFFを切り替えます。ONにすると、レイヤー音色(「Upper2」)が有効になり、「Upper1」と「Upper2」で発音します。
- ②
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スプリット ON/OFFボタン
高音域と低音域で異なる音色で演奏する機能のON/OFFを切り替えます。ONにすると、スプリット音色(「Lower」)が有効になり、「Upper1」と「Lower」、または「Upper1」、「Upper2」と「Lower」で発音します。
- ③
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パート別表示、スプリットポイント設定
レイヤー、スプリットの設定に合わせて色別に表示されます。
鍵盤または色別表示部分をタップすると、音色名の一覧が表示されます。
スプリットがONのときに高音域と低音域の境(スプリットポイント)が表示されます。また、鍵盤を左右にスライドすることで、スプリットポイントを設定、変更できます。
- ④
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Upper1 音色ボタン
メインの音色が表示されます。タップすると音色一覧表示画面が表示され、音色の設定変更ができます。
- ⑤
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Upper2 音色ボタン
レイヤーをONにすると表示されます。メインの音色に重なる音色が表示されます。タップすると音色一覧表示画面が表示され、音色の設定変更ができます。
- ⑥
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Lower 音色ボタン
スプリットをONにすると低音域の音色が表示されます。タップすると音色一覧表示画面が表示され、音色の設定変更ができます。
- ⑦
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モディファイボタン(PX-S6000/PX-S7000)
タップすると、以下の項目が設定できます。
Upper1
- カットオフ周波数、レゾナンス、アタックタイム、リリースタイム、ビブラートレート、ビブラートデプス、ディレイビブラートタイム、ポルタメントタイム、オクターブシフト、パートファインチューニング、ペダルユニット、エクスプレッション/アサイナブルペダル、ピッチベンドホイール、コントロールボタン:Modulation
Upper2
- オクターブシフト、パートファインチューニング、ペダルユニット、エクスプレッション/アサイナブルペダル、ピッチベンドホイール、コントロールボタン:Modulation
Lower
- オクターブシフト、パートファインチューニング、ペダルユニット、エクスプレッション/アサイナブルペダル、ピッチベンドホイール、コントロールボタン:Modulation
音色設定
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1.設定変更したいパートの音色一覧表示画面を表示させる
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2.音色を設定する
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画面右上のをタップすると、音色/音色モディファイ画面に戻ります。
音響設定
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1.モディファイボタンをタップする
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2.各項目を設定する
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Upper1のみ
- カットオフ周波数
音の周波数特性の、ある周波数(カットオフ周波数)よりも高い成分を減衰させて、音質を調節します。この設定値を大きくするほど音質が明るく(硬い感じに)なり、小さくするほど音質が暗く(柔らかい感じに)なります。
- レゾナンス
カットオフ周波数で指定した周波数付近で、倍音成分の利得を上げる度合いを調節します。数値を大きくするほど、癖の強い音になります。
- アタックタイム
押鍵後の、音が鳴り始めてから最大音量に到達するまで(音の立ち上がり)の時間を調節します。値が大きいほど、ゆっくりした立ち上がりになります。
- リリースタイム
離鍵後の、音の余韻の長さを調節します。値が大きいほど、余韻が長くなります。
- ビブラートレート
ビブラートの速さを調節します。
- ビブラートデプス
ビブラートの音高の揺れの深さを調節します。
- ディレイビブラートタイム
音が鳴り始めてからビブラートが始まるまでの時間を調節します。
- ポルタメントタイム
ポルタメントタイムを変更します。
Upper1、Upper2、Lower共通
- オクターブシフト
鍵盤音域をオクターブ単位で変更します。元の音域より上下で2オクターブまで変えられます。
- パートファインチューニング
音程を、半音以下でわずかに上下させることができます。
- エクスプレッション/アサイナブルペダル
エクスプレッション/アサイナブルペダルのON/OFFを切り替えます。弊社製のペダル(SP-3/SP-20)、もしくは市販のエクスプレッションペダルを楽器に接続してONにすると、音量やテンポなどが調整できます。
エクスプレッションペダルの接続方法や機能については、楽器の取扱説明書をご覧ください。
- ペダルユニット
ペダルユニットのON/OFFを切り替えます。ペダルユニット(ペダル3本・別売)を楽器に接続してONにすると、よりグランドピアノに近いペダル表現が可能になります。
- コントロールボタン:Modulation
コントロールボタンのON/OFFを切り替えます。 ONにすると音にモジュレーションがかかります。
- ピッチベンドホイール
ピッチベンドホイールのON/OFFを切り替えます。ONにすると、現在鳴っている音の音高(ピッチ)を滑らかに上下させることができます。