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デザイナーが描くForm the Unique  vol.4

集まり響き合う個性

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今回はカシオデザインが雑誌に掲載したグラフィック作品のご紹介です。
カシオデザインのPhilosophyである「Form the Unique」をデザイナーが表現しました。
担当デザイナーが考えたことや、出来上がるまでの経緯をお話しします。

*今回ご紹介する作品は、雑誌AXIS vol. 232(2025年4⽉1⽇発売)に掲載されています

カシオのユニークの源は「人」

カシオデザインには個性ある人たちが集まっています。
各々が強い意志とこだわりを持ち、それがいろんな場面で影響し合って、カシオのユニークを生み出しています。

私にとって、これこそがカシオデザインの面白さであり、魅力だと感じる点です。今回は、その「人」に焦点を当て、みんなの個性をいかに表現するかに挑戦しました。

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名称未設定のアートワーク

個性を多面的に探る

個性とは、デザインに関する思考だけでなく、性格や人柄、好みや価値観など、その人を形作るすべての要素だと思います。

そこで、カシオデザインのメンバーそれぞれの個性を理解するためにアンケートを実施し、ひとりひとりが大事にしている言葉や好きな時間や好きなモノ、デザインに対する信条・想い、これから挑戦したいことなどをヒアリングしました。

それらを元に、その人らしい個性を表現したグラフィックの制作に入りました。

名称未設定のアートワーク

ひとりひとりのグラフィック

ひとりひとりのパーソナリティが見えてくるように、それぞれ異なったテイストで、その人独自の世界観のイメージをビジュアライズしました。デザインの素材には一部、Adobe Fireflyなどの生成AIのツールも活用しながら、これまで作ったことがないような表現にも挑戦しました。

製品デザインをお客様に見えている表側だとしたとき、これらのパーソナリティは普段は見られない裏側です。その為、あえて暗い背景にし、その中でそれぞれの個性を際立たせました。
そしてこれらの個性が重なり合い、カシオのユニークが形作られている様子を表現しています。

これが私の「Form the Unique」です。

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今回は様々な表現手法を探求する機会になりました。
作れば作るほど、自分の未熟さを痛感しましたが、
改めてデザインする楽しさを実感でき、とても幸せな仕事でした。

この作品で、どんな人たちがカシオデザインにいるのかなぁと想像して楽しんでもらえたら嬉しいです。

今回のグラフィック作品は、雑誌AXIS vol. 232(2025年4⽉1⽇発売)に掲載されています。

可視化された音の流れが、
プレイヤーの感性を刺激する

CASIO独自のHorizontal Bass-Reflex System(*1)によって実現した、高音質でありながらコンパクトなボディという
「CT-S1000V」の特徴。

これをデザインで表現するという課題もまた、難関のひとつでした。

そこで着目したのが、パンチングネット部分です。

プレイヤーが調整しながら生み出した音源が、アンプからスピーカーに送られ、音として流れる動きを、造形によって視覚的に再現。

さらに所有欲を刺激するため、パンチングネット越しに配置された大胆なCasiotoneのロゴや、緻密な立体造形にもこだわり、デザインが完成しました。

 

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