XW開発チームインタビュー

XWサウンドの特筆すべきは、ずば抜けた音圧感。

XWでは、音源LSI、CPU、DSPを合わせたHPSS(Hybrid Processing Sound Sourceの略)音源を搭載して個性的な音色を実現しています。特に多彩なソース波形と多数オシレータを使った際の音圧感はXWならでは。単なるボリュームアップではない、良い感じの音が鳴ります。

また、個人的に気に入っている音は、音色番号の先頭の方のオシレータシンクしたソロシンセ音色。ステップシーケンサーもDSPに突っ込んでノブでカットオフなど動かすと大変クールです。XW-G1のユーザー音色も聞いてください。

納得のいく音作りのために、音色開発ツールを何度も修正。

当初は音色開発ツールが非常に扱い難く、イメージ通りの音色を作るのに大変苦労しました。何度も要望を重ねていくうちに、ツールも徐々にスマートになり、最終的にはかなり音色が作りやすくなりましたね。そういった仕事の道具ともいえる開発ツールにかけたエネルギーも、XWという新しいシンセサイザーを生み出すために必要な要素だったと思います。

多くの人に楽器演奏の楽しみを。

今までにないサウンドを、今までになく簡単に創り出し、弾きこなせるのがXWの良いところです。XWは、プロのアーティストの方々にはもちろん、これから楽器を始めようとする方々にも楽器演奏の楽しみを伝え、多くの人が楽しめる楽器を目指しています。

大変面白いものに仕上がっているので、ぜひ思いのままに楽しんで欲しいですね。

音色開発担当 伊藤 直明