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stories vol.06 | CASIO

若い層に人気「CASIO vintage」

時計デザインができるまで

若い層に人気の時計『CASIO vintage』を例に、
企画が立ち上がってから商品になるまでのデザインの流れをご紹介します。
今回はロングセラー商品のバリエーション追加の仕事です。
若いお客さまに親しみを持ってもらうために、
バンドに異なる質感を取り入れたモデルをデザインしました。

イメージ固め

元のモデルの中身と同じものを使用するので、まずは寸法を当たります…
が、モデルが古すぎてオリジナルの図面が見つからない!?
結局カタログ画像を拡大し、寸法を1つ1つ測ることになりました。かなり地道な作業。

デザイン会議 その1

次は第一ステップ「デザイン会議」です。今回はレンダリングで商品化するデザインを決めます。企画担当、営業担当、デザイナーが一堂に集まり、熱いバトルが繰り広げられます。

3Dデータを作成する

フラグシップモデルであるPX-S7000の世界観は、今までのピアノが持つイメージとは異なります。

「ピアノは壁際に置かれている、重くて黒くて大きい楽器」という伝統的な従来のピアノのイメージから脱却するには、思い切った刷新が必要でした。 「昔ピアノを弾いていたけれど、いろいろな理由でピアノから離れてしまった」という大人に、もう一度ピアノを弾く楽しみを味わい、音のある生活を感じてもらいたい。

そんな思いから生まれたPX-S7000の魅力を、ユーザーまで最大限に伝えるための世界観を考えました。

デザインが決定すると、モックアップにするため3Dデータを作成します。私はこの作業が大好きなので、時間を忘れて没頭します。定時まであっという間!

モックアップを組む

3Dデータをモデルメーカーに送り、パーツを作成します。全てのパーツが揃ったらデザイナー自身の手で組み上げます。作業が細かく根気がいりますが、地味にとても楽しいです。

デザイン会議 その2

モックアップが完成したら2回目のデザイン会議!ここが量産への最終ステップです。モックアップで最終的なデザインを決めます。今回は穏やかな雰囲気で無事に決定しました!やったー!

ようやく発売!

約一年後にいよいよ発売です。発売日は店頭を観に行くのが私のお決まりです。街で自分がデザインした商品を着けている人に会うことも結構ありますよ!

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