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stories vol.34 | CASIO

ラベルライター フラッグシップモデル

働く人に寄り添った NAME LAND BiZ+

「NAME LAND BiZ+」は、アプリと連携するビジネス向けラベルライターです。

オフィス、工場、店舗用途で便利な46mm幅広テープに対応し、高精細印字ヘッドによって、精細な文字や絵を印字できるフラッグシップモデル。

試行錯誤を繰り返したからこそ生まれたデザインストーリーをご紹介します。

数多あるスケッチから辿り着いた形状

「素早く  失敗なく  簡単に」をコンセプトに蓋の開け方やボタンの配置 、コネクターの出し方など基本構造から見直しを行いました。

さらに検討段階ではとにかくスケッチを重ね、紙工作 や 3Dプリンター など様々な手法を駆使してあらゆるデザインの可能性を議論をしています。

大量のスケッチから最終的に辿り着いた形状は、ファイルなど角ばったものの多い事務空間に馴染む、丸みのないシンプルな佇まいでした。

直感的にラベル幅を確認できる分割ライン

「ファイルの背表紙にラベルを貼ろうと思ったがいまいちピッタリなラベルのサイズがわからない」

そんな貼りたい箇所の適切なラベルサイズがわからないことはないですか?? 

形状の特徴となっている分割ラインは、ラベルサイズを直感的に示しているプチ便利機能。

一見、見落としがちな小さな不満も、ユニークに解決したお気に入りポイントです。

細かな箇所へのこだわりもとことん追求

開発当初は様々な案を検討しましたが、コストの関係上、複数色は使えず樹脂1色という条件に。

そんな条件下でもラインデザインがはっきり分かるように、テクスチャーや光沢処理を施しています。検討段階では様々なテクスチャーを検討し、細部までこだわり抜きました。

テクスチャーだけではなく黒の色味も昨今のオフィス空間トレンドを意識し検討を重ねたものです。黄色味のある黒色やくすみのあるダークアッシュ色など様々な色を検討し、空間に置かれても浮きすぎないニュアンスのあるダークグレー色をチョイスしているのも、こだわったポイントです。

ビジネスシーンで使用するラベルは種類や数も多く、
ラベル作成は担当者にとって面倒で時間のかかる作業となっています。

そんな不満を少しでも解消したいとの思いから
小さな課題も見逃さずに思案しました。

細やかなアイディアの集積の結果に生まれたNAMELAND BIZ+が働く人の力に少しでもなれたら幸いです。

可視化された音の流れが、
プレイヤーの感性を刺激する

CASIO独自のHorizontal Bass-Reflex System(*1)によって実現した、高音質でありながらコンパクトなボディという
「CT-S1000V」の特徴。

これをデザインで表現するという課題もまた、難関のひとつでした。

そこで着目したのが、パンチングネット部分です。

プレイヤーが調整しながら生み出した音源が、アンプからスピーカーに送られ、音として流れる動きを、造形によって視覚的に再現。

さらに所有欲を刺激するため、パンチングネット越しに配置された大胆なCasiotoneのロゴや、緻密な立体造形にもこだわり、デザインが完成しました。

 

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