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stories vol.32 | CASIO

「CASIO MUSIC SPACE」の

自分らしい音楽の楽しみ方が拡がるUIデザイン

カシオのデジタルピアノ・キーボードを
誰もが楽しく使えるアプリとは。
「CASIO MUSIC SPACE」のUIデザインについて紹介します。

デジタルピアノ・キーボードの新たな音楽体験

「CASIO MUSIC SPACE」は、楽器と連動することでレッスンやライブ演奏の疑似体験など、さまざまな機能を楽しむことができるアプリです。

楽器がはじめての人、もう一度挑戦したい人、新しい演奏体験をしてみたい人。あらゆる人が自分らしい音楽の楽しみ方を見つけ、拡げていってもらいたい。そんな思いで、このアプリの企画がスタートしました。

ボタンの少ないシンプルな楽器と接続するため、簡単に使いこなせるようなユーティリティアプリの役割も求められます。その中で「楽しさ」「拡がり」を表現していくことがデザインの大きなポイントでした。

楽しさと使いやすさの両立

思わず使ってみたくなるようなワクワクがありながら、誰でも使いやすい―――
この難問に対し、チーム全員でラフデザインを描いて試行錯誤しました。

最終的には、アイソメトリックかつシンプルなイラストを使ったデザインにしています。
各機能の入り口を一つ一つのブロックで表現。イラストとアニメーションを使って機能の特徴を楽しく伝えながら、ブロックの組み合わせによって、今後の機能追加にも対応しやすくしました。

これらの工夫により、1つの街のような賑やかさがありながらも、それぞれの機能がぱっと見で分かりやすく、操作のしやすいUIデザインが実現したのです。

楽しさを演出するアニメーション

お客さまにとって楽しい音楽体験になるよう、アニメーション演出に力を入れています。

環境音を流しながら演奏ができる「ライブ体験」機能⁨⁩では、色々なスポットに出かけて演奏をするような感覚を疑似体験できることがポイントでした。そのため、TOP画面からこの機能に移動するときには、気球で飛んでいくようなアニメーションを使って演出しています。

ライブ体験の一覧画面でも、雲や音符、気球をアニメーションさせて、没入感を強めています。

これからも拡がる音楽体験

アプリのデザインは、一度リリースして終わりではありません。

さまざまなニーズに合わせた新機能の追加はもちろん、ユーザーテストで気づいた課題に取り組み、快適に利用できるようなUI改善を継続的に行なっています。

TOP画面には、これから追加される機能の場所を「建設予定地」として残してあります。ここに新機能を追加していくことで、これからも音楽の楽しみ方を拡げていきます。

楽しさと使いやすさの両立は、UIデザインにおいて難しい課題です。
誰もが直感的に操作できるだけでなく
楽しさや魅力を伝えることも、とても大事なことだと考えています。

「自分らしい音楽の楽しみ方」を 見つけられるように
私たちは日々デザインを磨きながら、ワクワクする体験を提供していきます。

可視化された音の流れが、
プレイヤーの感性を刺激する

CASIO独自のHorizontal Bass-Reflex System(*1)によって実現した、高音質でありながらコンパクトなボディという
「CT-S1000V」の特徴。

これをデザインで表現するという課題もまた、難関のひとつでした。

そこで着目したのが、パンチングネット部分です。

プレイヤーが調整しながら生み出した音源が、アンプからスピーカーに送られ、音として流れる動きを、造形によって視覚的に再現。

さらに所有欲を刺激するため、パンチングネット越しに配置された大胆なCasiotoneのロゴや、緻密な立体造形にもこだわり、デザインが完成しました。

 

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