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「FROGMAN」のスペシャルモデルの制作過程

スペシャルモデルができるまで

派手なデザインで早くも話題になろうとしている
「FROGMAN」のスペシャルモデル。
その制作過程を追いながら、カシオが大切にしている
CMF(Color・Material・Finish)をご紹介します。
派手でありながらも高い性能も備える。そんなムチャ振りなオーダー
に応えるために、全力でデザインしました。

カエル探しの日々

まず、モチーフを決めるのは簡単でした。

「FROGMAN」だから、カエル。ただ、そこにスペシャルモデルとしての“派手”さを取り入れる。そこからはインターネットで、はたまた図鑑で、カエル探しの日々。そうして発見したのがボルネオレインボートードという、なんと毒ガエルでした!

カエルの色を表現

この毒ガエルのカラフルなグラデーションをどう再現するか。ステンレスの着色はイオンプレーティング処理、素材表面の高低差でグラデーションが生まれます。

そこで、リングに細かな溝を入れると、そこに高低差ができて、微妙なグラデーションが表現される。それはとても美しい!技術とひらめきを駆使すれば、色彩表現は広がるのです。

マテリアルを活かす

フラグシップモデルであるPX-S7000の世界観は、今までのピアノが持つイメージとは異なります。

「ピアノは壁際に置かれている、重くて黒くて大きい楽器」という伝統的な従来のピアノのイメージから脱却するには、思い切った刷新が必要でした。 「昔ピアノを弾いていたけれど、いろいろな理由でピアノから離れてしまった」という大人に、もう一度ピアノを弾く楽しみを味わい、音のある生活を感じてもらいたい。

そんな思いから生まれたPX-S7000の魅力を、ユーザーまで最大限に伝えるための世界観を考えました。

マテリアルについては、最初は色も含め、個々のパーツをバラバラにするという考えもありました。結局は、カラフルなうえに素材まで多彩になるとまとまりがなくなるということで、パーツはメタルでビシッと揃える!で決着。色やデザインとの兼ね合いで扱う素材も決まってくる。CMFとは全体性。

フィニッシュはボツボツで

ボルネオレインボートードにはボツボツがある。これは毒腺で、ベゼルに手描きで再現しました。有機的に見せるため、ひとつひとつ、間隔、サイズ、色を検討しながら描きました。とにかく大変でした。毒ガエルのボツボツを、こんなに一生懸命に再現した人間は、そうはいなでしょうね。

振り返ってみて

派手なモデルになりました。しかもISO規格が適応され、ダイビングギアとしても一級品です。あと、裏ブタの「FROGMAN」のキャラクターも、カラダ中にボツボツがあるんですよ。遊び心が効いたスペシャルエディション。こんなモデルをつくることが許されるG-SHOCKというブランドは、とても懐が深いです。

可視化された音の流れが、
プレイヤーの感性を刺激する

CASIO独自のHorizontal Bass-Reflex System(*1)によって実現した、高音質でありながらコンパクトなボディという
「CT-S1000V」の特徴。

これをデザインで表現するという課題もまた、難関のひとつでした。

そこで着目したのが、パンチングネット部分です。

プレイヤーが調整しながら生み出した音源が、アンプからスピーカーに送られ、音として流れる動きを、造形によって視覚的に再現。

さらに所有欲を刺激するため、パンチングネット越しに配置された大胆なCasiotoneのロゴや、緻密な立体造形にもこだわり、デザインが完成しました。

 

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