
最先端テクノロジーの祭典SXSW出張レポート
SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)は、音楽・映画・インタラクティブ分野を中心とした世界最大級のビジネスカンファレンス&フェスティバルです。2025年のSXSWは、3月7日〜15日の9日間(米テキサス州オースティン現地時間)にわたり開催され、デザイナーが視察に行きました!

今回視察に行ったのは
中途入社で入社4年目のデザイナー
昼はアカデミック 夜は音楽フェス 街全体が楽しい雰囲気
SXSWは、1986年に地元の音楽関係者が開催したインディー音楽の見本市から始まりました。現在ではAIやスタートアップから、音楽・映画・ゲーム、都市開発、政策、気候変動に至るまで、多様な領域をまたいだ最先端テクノロジーの祭典として世界中から多くのクリエイターや企業家が集まる一大イベントになっています。
そのため、昼はAI・ビジネス・カルチャーなどのカンファレンスや企業の展示がメインですが夜は音楽フェスとして街全体が盛り上がります。
オースティンとは
テキサス州の州都オースティンは、近年IT関連の発展が目覚ましく、シリコンヒルズと呼ばれています。テスラの新工場ギガテキサスや、サムスン・インテルなど世界のIT企業の拠点が集まる街ですが、世界のライブミュージックの首都とも呼ばれ、ダウンタウンにはライブハウスが立ち並んでいます。



会場エントランスのグラフィックレコーディングが印象的でした
昼は展示やカンファレンス巡り
昼は1日500件ほどのイベントやカンファレンスがあります。ものすごい数なのでもちろん全部は聞けません。視察に行くことが決まってから英語のサイトを見て視察のテーマを設定し、どの講義を聞くか決めて行きました。
カンファレンスはもちろん全て英語なので翻訳アプリをフル活用。毎日9:00〜16:00を目処に視察を行い、夕方からホテルで録音した音声を翻訳しながら理解を深めました。正直行くまでは英語が少し不安でしたがアプリで問題なく理解することができました!


CASIOもTONEBOOKとDIMENSION TRIPPERを出展
CASIOからもギターストラップで操作する新感覚エフェクトコントローラー「DIMENSION TRIPPER」と、スマホから好きな音作りレシピを発見することが出来るアプリサービス「TONE BOOK」を出展。初日は半日程度ブースのお手伝いもしました。


夜になると街全体がライブ会場に
夜になると街の雰囲気が一変。もともとは音楽フェスというだけあってライブハウスだけではなく、飲食店でもライブが始まります。街全体がお祭りムードで楽しい雰囲気の中、夜の自由時間も楽しめました!

現地で知り合った方の案内で3Dプリンター住宅も見学
現地で知り合った方から誘われて3Dプリンター住宅のモデルルームを見学することに。アメリカならではの広大な土地に3Dプリンターで作られた住宅が立ち並ぶ圧巻の光景でした。この住宅は展示だけではなく販売もしていて、すでに入居済みの住宅もありました。

壁の積層の跡が3Dプリンターならではですが、家自体はとてもしっかりした作り。
AI時代のトレンドを吸収できた5日間
視察日程はあっという間でしたが、短期ビジネス留学のようなマインドセットができ、とても楽しく充実した5日間でした。
視察前は、これからAIが発展していく中でデザイナーの仕事は今後も本当に必要なのか?という疑問もありましたが、さまざまな最先端の情報に触れ、仮説をAIが作り、人が検証・向上させてAIをディレクションしていく時代になるのかもしれないと感じました。
良いアウトプットのためにはしっかり情報をインプットしていくことも大切。今回の視察では新規事業に対する新しい視点などたくさんの収穫がありました。今回のインプットをこれからアウトプットに活かしていきたいと思います!

視察でタイトなスケジュールでしたが現地の食べ物も堪能しました!
視察でタイトなスケジュールでしたが
現地の食べ物も堪能しました!