Skip to content

2025 AWARD WINNERS

2019年度の受賞作

2019年度の受賞作

pent

Resilient Packaging

“G-SHOCK”が追求してきた「タフネス」の新たな解釈として、ミウラ折り※を採用したパッケージ構造により、衝撃に対してしなやかに対応する耐性=レジリエンスを表現しています。収縮自在なミウラ折りの紙の中に商品を入れて“G-SHOCK”のアイコンである八角形のリングで閉じるスタイリッシュなデザインに仕上げました。 

※ 宇宙構造工学の研究に基づく「小さな力で大きく開く折りの技術」を活用した紙の折り方 

pent

“HOOOOT” Owl Kids’ Calculator

子供たちが電卓で計算してみたいと感じられるように、知性の象徴であるフクロウをモチーフにした可愛らしい電卓パッケージです。フクロウの瞳や羽の模様には電卓ならではの「+」「-」「×」「÷」の記号を取り入れ、ユニークでカラフルなデザインに仕上げました。

BABY-G BGD-10K

G-SHOCK  GA-V01

エッジの効いた有機的な外装フォルムと大型の全面液晶が特長の耐衝撃ウオッチです。マグネティックホールディング構造により、針をシャフトに固定せず磁石の力で取り付け、衝撃を受け流すショックリリース針を搭載。針の大型化とデザイン自由度を向上させました。異形タイプの時分針など斬新なアイディアが随所に散りばめられています。

本製品は、これまでのG-SHOCKの耐衝撃性アプローチを構造面で大きく変えている。ガラス面を衝撃から守るインデックスバンパーと、針を固定せずに磁石の力で取り付ける新構造。これらは今後のG-SHOCKの造形の自由度を飛躍的に高めるアプローチとなると感じた。独特の造形も、それが新たなチャレンジであることを物語るイメージを強く提示しており、良い評価を得た。

Celviano AP-S450

サ時計 SAN-100H

設定温度100℃までのサウナで使用※でき、サウナに入る目安となる12分を測れる12分計機能を備えたサウナー専用腕時計です。高温環境でも動作する耐熱構造に加え、防水設計のケースに透湿性の低い樹脂を採用し内部への湿気を防ぐ工夫を施しています。バンドは、温浴施設の鍵などで馴染みのあるカールバンドを採用し、着脱のしやすさもこだわりました。

※腕に着用した状態で15分以内の使用

「サウナの中で時を計ることに特化した時計」という着眼点は、時計はまだまだアイテムとして展開の可能性を拡げられると感じさせた。市販の腕時計の多くは、室温100℃、湿度100%の環境下ではトラブルを生じるものが多いが、温度と湿度が高い環境下でも動作し、高温下で人が触れても安全に保つ材質選定など、機能的部分での対応策が施されており、ユーザーの利便性を十分支えるだろう。時計のインターフェースには更なる展開を期待したい。

BABY-G BGD-10K

PRO TREK PRJ-B001

スクエアのベゼルが回転する独自のロータリーガードベゼルを採用したアウトドア向けのウオッチです。普段使いにマッチするスタイリッシュな角形スタイルと、ロングトレイルやウルトラライトハイクなどアクティビティをする際には操作性に優れたスタイルへと切り替えが可能です。Bluetooth®によるスマートフォンとの連携機能を搭載し、時刻・位置記録機能で思い出のスポットを管理できるなど、アウトドアの楽しみが広がります。

明度のコントラスト差をうまくコントロールした丸い文字盤は、細かなデジタル表示も適切に融合させながら、基本機能である時刻表示の視認性も高い。これに加え一番の特徴である四角、いや八角形と言った方が正しいかもしれない、ありそうでなかったベゼルと本体の形状が丸い文字盤と相まってアウトドアのタフ感も感じさせつつタウンユースでも違和感のない軽快なデザインにまとめている。ロータリーガードベゼルは単なるギミックではなく名前の通り誤作動を防ぐガード機能を持っているのだが、操作感も心地よく、気持ちの切り替えにも一役勝ってくれそうな点も新しい腕時計の存在価値として評価できる。

BABY-G BGD-10K

Moflin

人と触れ合うことで感情が育つAIペットロボットです。手のひらサイズでモフモフとした毛並みの愛らしい姿に、独自のAI技術による自立した感情を持ち、コミュニケーションを通じて喜怒哀楽をさまざまに変化させます。ユーザーの接し方次第で幅広い性格に形成され、個性のパターンは400万通り以上に及びます。

手にすると感じられる、フサフサした毛並みのやわらかさ、モゾモゾする小さな動きや鳴き声など、まるで本当に生きているような感覚を五感に巧みに訴えてくる。人間に共通するであろう、かよわきものを優しくしたい、守りたいという気持ちをうまく引き出すことに成功している。この製品は何かを解決しようとせず、自らの悩みを乗り越える力を引き出す、レジリエンスをテーマとした点も大変ユニークである。デジタルとフィジカルがうまく交わり、人の気持ちに繊細に作用する新しい存在であるといえる。これらコンパニオンロボットの好例として審査委員一同、高く評価した。

BABY-G BGD-10K

電子辞書 EX-word XD-SA シリーズ

大学入試対応の主要教科を幅広く収録し、新科目「情報Ⅰ」にも対応した電子辞書です。直感的に操作できるインターフェースと洗練されたデザインを融合し、学習環境に調和する電子辞書として、受験生から一般学習者まで幅広く活用できます。

スマートフォンで何でも検索できる時代になり、電子辞書を使用する人は減少している。しかし、インターネット検索とは異なり、正確な答えを確実に提示してくれる「辞書」としての信頼性は、学習者にとって依然として欠かせない存在である。このXD-SAシリーズは、電子辞書の究極の最終系として、ベーシックモデルからハイエンドまで幅広くカバーする。誰にでも分かりやすいユーザーインターフェースや操作性に優れたボタン設計、シンプルながら細部まで丁寧に仕上げられた外観のCMFデザインにより、長く、多くのユーザーに愛用されるスタンダードなデザインであると評価できる。

CASIO CLASSIC  A1100

MR-G MRG-B2100

本物を愛する大人達に向けたMR-Gシリーズに、MRG-B5000のDNAを継承したアナログモデル、MRG-B2100。
外装パーツの細分化による強さと美しさを融合、日本伝統の「木組格子」の採光から着想を得た独創の文字板パターンが生み出す深い陰影によって、Gショック最高峰のMR-Gに相応しい、荘厳な印象に仕上げました。

シンプルながらもG-SHOCKらしい強さと機能を感じさせるフェイスデザインを模索しました。

・ソーラー素子への採光という機能面から「木組格子」、力強さと威厳という面から日本伝統の大規模木造建築に見られる「組物」を参考に、緻密で立体的な格子フェイスデザインを創造。

・ソーラー文字板は、より深みのある質感を表現するため、不透過樹脂と蒸着技術により実現。

・微細造形は、カシオグループの核となる生産拠点である山形カシオのナノ加工技術を用いることで実現させる事ができました。

CASIO CLASSIC  A1100

G-SHOCK GPR-H1000

過酷な環境下での使用を想定したG-SHOCKのMASTER OF Gシリーズ「レンジマン」。独自のマッドレジスト構造に加え、高精細、高コントラストで見やすいMIP液晶を採用しました。レンジマンとして初めて心拍計を搭載し、過酷な環境下において、自身の身体状況を把握しながら活動をサポートするG-SHOCKです。

最強の機能時計を目標に開発をスタートしています。重要な機能や素材、装着性、操作性など多くの項目について、陸上自衛隊員の方々にアドバイスを伺いながらデザインを進めました。

・落下や衝突などから、精密デバイスを保護する目的で、大型メタルガードをデザインに採用。

・ボタン操作を、暗闇でもグローブを着けた状態でもノールックで可能にする為、大型マッドレジストボタンも採用。

・操作動線から必然的な形状を導き出す事で八角形のオクタゴンフォルムというスタイリングの特徴を持ったデザインを完成させる事ができました。

新しい音響システムにより、グランドピアノが鳴り響くような、かつてない自然な臨場感を実現しました。加えて、鍵盤・ペダルの動きやメトロノームなどをパネル状のライトが光ることで視覚的に確認でき、ユーザー自身で演奏の課題や新しい気づきを見つけられる新機能を搭載しています。

デザイナーのコメント

AP-750は伝統的なピアノの価値と革新的な機能の融合を目指しました。優雅な曲線を基調としたスタイリングや鍵盤の左右と上部の光沢パネルが、演奏者から見てグランドピアノに近い印象を与えるように配慮しています。電源を入れるとその光沢パネルからタッチキーやLEDインディケーターが出現。演奏時は必要最小限の機能に絞って表示させる事も可能です。豊富な機能をピアノの優雅な美しさに基づくスタイリングに馴染ませました。こういった試みがクラシック音楽の本場であるヨーロッパにおいて評価されたことは大変嬉しく思います。これからも新しい音楽体験を通じて多くの方に喜びを感じていただける様に努めてまいります。

可視化された音の流れが、
プレイヤーの感性を刺激する

CASIO独自のHorizontal Bass-Reflex System(*1)によって実現した、高音質でありながらコンパクトなボディという
「CT-S1000V」の特徴。

これをデザインで表現するという課題もまた、難関のひとつでした。

そこで着目したのが、パンチングネット部分です。

プレイヤーが調整しながら生み出した音源が、アンプからスピーカーに送られ、音として流れる動きを、造形によって視覚的に再現。

さらに所有欲を刺激するため、パンチングネット越しに配置された大胆なCasiotoneのロゴや、緻密な立体造形にもこだわり、デザインが完成しました。

 

Select a location